フィナンシャルタイムズが記事を「音声変換」し続ける

フィナンシャルタイムズが記事を「音声変換」し続ける
2018年3月1日 voicelife

フィナンシャル・タイムズが人員4人で構成する研究開発部門FTラボ(FT Labs)では、記事を音声で聴くことを望む読者がどの程度いるのかを見極め、フィナンシャル・タイムズのテキスト記事を音声に変換することに取り組んできています。

FTは、音声変換サービスの「Amazon Polly(アマゾン・ポリー)」を使って、テキスト記事を音声に変換している。記事を読み上げるのは「エイミー(Amy)」と呼ばれる人工音声で、テキスト原稿は1~3秒ほどで音声に変換されるようです。変換されるのは人気の高い記事で、短い記事も長編記事も含まれる。たとえば、米国人元プロボクサーのジェイク・ラモッタ氏を追悼する記事や、リスボンが旅行者のあいだで人気が高まっている理由を探る特集記事などのようです。

FTは現在、購読者の10%に音声記事を提供しており、2017年末までには、残り90%にも提供したい意向。また、FTのプログレッシブウェブアプリ「リッスンFT(Listen FT)」でも記事を聴けるようにしています。https://listen.ft.com/

毎日300記事を音声で変換し続けているというFTですが、今後視覚ではなく「耳で」聞くことが主流になることで、
このようなメディアの伝え方にも変化が起こるのは当然でしょう。

果たして音声メディアは市民権を得るのでしょうか?

参照:digiday

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