SAMSUNGがBixbyを改良する為、AIスタートアップを買収

SAMSUNGがBixbyを改良する為、AIスタートアップを買収
2018年3月8日 voicelife

サムスンは、自社の開発する音声アシスタント「Bixby」について、製品改良のために、人工知能スタートアップのKngineを買収すると発表しました。これによって100%子会社化され、サムスン傘下に入ります。

Kngineは2013年にエジプトで創業され、ディープラーニングを用いたモバイルソリューションのサービスを手がける会社です。同社のウェブサイトによると、「顧客サービスの自動化、音声インターフェースの使用、エンタープライズサーチの推進に使用できるインテリジェントエンジンがある」と記載されています。

Kngineは、彼らの開発したエンジンがクエリに対して回答するのに役立つ情報を収集するために、「世界中のWeb、エンタープライズドキュメント、書籍、FAQ、さらには顧客サービスログをクロールしている」と話しており、情報収集はかなり深く入り込んでいる模様です。

SamsungはKngineと何をするのかまだ分かっていませんが、情報検索がデジタルアシスタント、特にGoogle Assistantの重要な要素であることから、サムスンはこの種の技術をBixbyに統合することでグーグルホームに対抗することを意識しているようです。

韓国のメーカーは、今年中にスマートスピーカーとサムスンギャラクシー・ノート9とともに、Bixbyのより高度なバージョン、Bixby 2.0を発表するとしています。

参照:Android Authority